立体視ムービー(その2)

シャープ製スマートフォン裸眼立体視ができる動画はSideBySide (Half)形式のmp4ムービー。
これがどういうものかと言うと横800pix縦480pixの映像の横幅を半分の400pixに縮めた縦長の映像を左右に2枚並べたもので、右の映像を右目に見せて、左の映像を左目に見せることで平面上の映像をさも遠近があるように錯覚させるのだ。

映像をディスプレイに投影する際は左右それぞれの映像をサブピクセル(サブピクセル×3(R画素+G画素+B画素)=1ピクセル)単位に交互に櫛状に再配置して視差バリア方式で左右の目に別々の画像を見せている。

実際に手にとって眺め回してみると、最近あまり見かけなくなったホログラムシール(見る角度によって絵が変わるシール、視差バリア方式ではなくレンチキュラー方式)のハイクオリティー版のようで、ちょっと似ている。
なので見る角度と距離はある程度シビア。


さて大雑把に仕組みが理解できたところで企画の前段階として実際に画像を作って実験してみる必要がある。
StereoPhotoMakerというフリーソフトがあって、これを使えばSideBySideの静止版フォーマットのMPO形式の画像が簡単にできる。
先ずはこれを使って静止画ベースで色々と調整・確認をすることとした。
(続く・・・)