紫電改 最後の闘い

「3DCGシリーズ(59) 紫電改 最後の闘い」(双葉社スーパームック)を発売と同時に即買い。何故って栃林秀氏製作のDVDが付属するからですよ。氏が「343空」を製作中であることは知っていたので発売を心待ちにしていたのだ。

3DCGシリーズ(59) 紫電改 最後の闘い (双葉社スーパームック)

3DCGシリーズ(59) 紫電改 最後の闘い (双葉社スーパームック)

前回、栃林氏が手掛けた「南太平洋海戦」から早5年。その間も同シリーズは欠かさずに買い続けているが、毎回DVDを観る都度に「これ、趣味で作ってんのか?」と思わざるを得ない、とてもプロの仕事とは思えないクオリティにガックリ。
これらに比べて今回の「紫電改 最後の闘い」は流石に期待にたがわず驚嘆のクオリティ。期間や予算から考えて個人製作の限界値に達している、否、超えていると言っても過言ではない。
映像を繰り返し見ながら(同シリーズの他作品は1回見終えるのが苦痛だけど、栃林氏の作品は何回でも観ます。観ちゃいます。)そのリアリティに感嘆するやら陶酔するやら、でも段々と悲しくなってきた。
今回は紫電改がメインな訳だけど343空の物語なので当然ながら紫電も登場する。笑う猿人も紫電を題材にCGムービーを個人的に製作中で、その出来栄えの差に目の前が真っ暗にになる思い(T^T)。いやもう紫電だからという理由だけじゃなくって、機上から見る大地や逆光、単なるVolumetricで片づけられないスケール感やら、手持ちカメラによるブレの再現やら・・・もう心はフルボッコですよ。
さぁ、立ち直ることが出来るのか、そして再び作り続けることができるのか・・・